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弥富市の安藤正明市長に、「地方行政のリーダーとして」というテーマでご講演いただきました。


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 2021年7月7日(水)に、本学法学部卒業生の安藤弥富市長にお越しいただき、「キャリアデザインと法学」の授業で、貴重なご講演をいただきました。テーマは「地方行政のリーダーとして」。自己紹介や弥富市政のお話をいただいたうえで、卒業生ならではのさまざまなアドバイスをいただきました。

 安藤市長は、本学法学部卒業後、弥富土地改良区、愛知県議会議員(弥富市選出)を経て、2018年から市長を務められています。その重責を担うにあたっては、趣味の読書やマラソンで鍛錬された心身が活かされているようです。人が大好きな市長は、多くの人の役に立ちたいとの心持ちから、人とのつながりを重視した公共政策に従事されています。

 弥富市は金魚の三大生産地。弥富市で生まれたサクラニシキをはじめ、美しい金魚の解説をいただきました。鉄道各線で名古屋駅まで15分と好立地の弥富市は、貿易で名古屋港の一翼を担うとともに、お米やトマトの生産も盛んです。本年1月には、本学と「浸水時における広域避難に関する協定」を締結しました。弥富市は、市のほぼ全域が海抜0m。南海トラフ地震等の水害時に、弥富市民の方に本学のキャンパスを避難所としてご利用いただきます。

 弥富市役所は、昨年2020年5月にリニューアルしました。ピカピカの新庁舎は、ユニバーサルデザインや省エネ、耐震性等が具備されています。まさに持続可能な開発目標(SDGs)にも資するものといえるでしょう。若手・中堅職員政策提案プロジェクトでは、「若者の定住」や「空き家対策」について組織横断的な研究活動が行われおり、市として職員の育成にも力を入れられているようです。

 本学法学部の学生に対しては、意志力・対応力・適応力という言葉で、公務員の適正についてお話しいただきました。何よりも人のために役立ちたいと思い、柔軟性をもってコミュニケーションを図り、堅実に業務に臨む姿勢が求められるとのことです。「働く」の語源にも触れられながら、仕事で成功する秘訣についても教えていただきました。

 質疑応答では、学生からの質問に1つ1つ直球でご回答いただき、行政法の授業で学ぶ「説明責任」を直に体感することができました。大変ご多用なスケジュールのなか、本学卒業生の市職員のみなさま(写真のみなさま)とご一緒に本学にご足労いただき、学生のためになるお話をたくさんいただき、本当にありがとうございました。また本学法学部から弥富市職員が誕生するのを待っていてください。