現職の地方公務員の方をお招きして講演会を行いました。
11月26日(金)14:50から、現職の公務員(行政職)の方をお招きして講演会を行いました。
法学部3、4年の小林ゼミ、杉原ゼミでは、毎年両ゼミの合同企画として、行政実務者の方をお招きして講演会を実施しています。昨年はコロナ禍の影響で実施を見送りましたが、今年は2年ぶりに開催されました。
今年の企画は、半田市健康子ども部幼児保育課副主幹の冨塚直樹氏を講師としてお招きし、「公立保育所の民営化にどのように取り組んでいるか~自治体における人事行政に携わった経験を踏まえて~」と題して、実施されました。
半田市は、現在、公立保育所の民営化を進めています。これは、民間のノウハウを取り込みながら独自サービスが期待できることや自治体からの運営費の負担減など財政的メリットもある取組ですが、他方で、環境の変化による子どもへの配慮や保護者の不安解消など、きめ細かな対応が必要となる事業です。講師の冨塚氏からは、保護者説明会や地元説明会などを複数回実施していることや、それらの説明会においては交通渋滞の実地調査の結果など具体的なデータに基づいて丁寧に説明し、理解を得られるよう努めているといったお話がありました。また、併せて、公立保育所の民営化に関する著名な行政法判例などにも言及がなされました。
また、人事課の採用担当の経験も有する冨塚氏からは、多くの人に会うことで人を見る目を養うよう努めてきたこと、学生には今までどんな経験をしてきたかを重点的に聞くようにしてきたことなどの経験談も伺うことができました。
公務員を志望する学生や普段からゼミで行政法や地方自治を研究している学生たちからは、「公立施設の民営化を進める際に、公と民間の考え方のギャップをどう埋めていくのか。」、「民間の独自性が悪い方へ進んでいってしまうリスクにはどう対処していくのか。」などの点について活発に質問がなされました。これに対して講師からは、「保育所の場合は市の保育指針をきちんと遵守させた上で民間の工夫を取り入れていくという考え方が大事」であることや、「監査を確実に実施していくこと。また、市民には情報をしっかりと公表し、説明責任を果たすことが重要」であるという回答がなされ、学生たちは、行政実務者がどのような点に気をつけているかなど、実務の実態を知り、行政の仕事の奥深さについて認識を新たにしていました。
法学部3、4年の小林ゼミ、杉原ゼミでは、毎年両ゼミの合同企画として、行政実務者の方をお招きして講演会を実施しています。昨年はコロナ禍の影響で実施を見送りましたが、今年は2年ぶりに開催されました。
今年の企画は、半田市健康子ども部幼児保育課副主幹の冨塚直樹氏を講師としてお招きし、「公立保育所の民営化にどのように取り組んでいるか~自治体における人事行政に携わった経験を踏まえて~」と題して、実施されました。
半田市は、現在、公立保育所の民営化を進めています。これは、民間のノウハウを取り込みながら独自サービスが期待できることや自治体からの運営費の負担減など財政的メリットもある取組ですが、他方で、環境の変化による子どもへの配慮や保護者の不安解消など、きめ細かな対応が必要となる事業です。講師の冨塚氏からは、保護者説明会や地元説明会などを複数回実施していることや、それらの説明会においては交通渋滞の実地調査の結果など具体的なデータに基づいて丁寧に説明し、理解を得られるよう努めているといったお話がありました。また、併せて、公立保育所の民営化に関する著名な行政法判例などにも言及がなされました。
また、人事課の採用担当の経験も有する冨塚氏からは、多くの人に会うことで人を見る目を養うよう努めてきたこと、学生には今までどんな経験をしてきたかを重点的に聞くようにしてきたことなどの経験談も伺うことができました。
公務員を志望する学生や普段からゼミで行政法や地方自治を研究している学生たちからは、「公立施設の民営化を進める際に、公と民間の考え方のギャップをどう埋めていくのか。」、「民間の独自性が悪い方へ進んでいってしまうリスクにはどう対処していくのか。」などの点について活発に質問がなされました。これに対して講師からは、「保育所の場合は市の保育指針をきちんと遵守させた上で民間の工夫を取り入れていくという考え方が大事」であることや、「監査を確実に実施していくこと。また、市民には情報をしっかりと公表し、説明責任を果たすことが重要」であるという回答がなされ、学生たちは、行政実務者がどのような点に気をつけているかなど、実務の実態を知り、行政の仕事の奥深さについて認識を新たにしていました。