グローバルナビゲーションへ

本文へ

ローカルナビゲーションへ

フッターへ



トップページ >  NEWS&EVENTS >  現職の地方公務員の方をお招きして講演会を行いました

現職の地方公務員の方をお招きして講演会を行いました


このエントリーをはてなブックマークに追加

12月2日(金)14:50から、現職の公務員(行政職)の方をお招きして講演会を行いました。

法学部3、4年の小林ゼミ、杉原ゼミでは、毎年両ゼミの合同企画として、行政実務者の方をお招きして講演会を実施しています。

今年の企画は、豊田市議会事務局庶務担当長の板倉壮吾氏を講師としてお招きし、「行政と議会との関係~税務行政と議会事務の経験を踏まえて~」と題して、実施されました。

私たちにとって身近な地方自治体の行政サービスは、長等の執行機関(行政側)と議会とがいわば「車の両輪」として、それぞれの役割を果たす中で決定を行い、実施されています。ゲスト講師は、市長部局で長期にわたり税務行政に携わった経験を持ち、現在は議会事務局で勤務されています。市長部局と議会の仕事の双方の経験を有する現場の自治体職員という立場から、自治体における行政と議会との関係、行政と議会との役割分担のあり方等についてお話しいただきました。その他、税と税外債権の徴収一元化や議会基本条例に基づく議会活性化といった具体的な取組について、自身の経験を踏まえながら、わかりやすく説明をいただきました。

公務員を志望する学生や普段からゼミで行政法や地方自治を研究している学生等からは、「税の賦課徴収が忙しい時期はいつ頃なのか。」、「税と税外債権の徴収一元化で参考とした先進事例はあるのか。」などの点について活発に質問がなされました。学生たちは、行政実務者が市民本位のしくみを作ることにいかに腐心しているかといったことなど、実務の実態を知り、行政の仕事の奥深さと幅広さについて認識を新たにしていました。