2023年4月1日に入学式が行われました。
桜が満開のなか、新入生の皆さんの新しい学びのスタートです。
写真は、本学の先輩から新入生の皆さんへの熱いエールの一部を写したものです。

不安や緊張で一杯かと思いますが、大学での学びや生活はとても楽しいものです。
ぜひ沢山のことを学び、沢山のことを経験してください！
本学教員はそのための努力を惜しみません。

さて、引田弘道学長からの挨拶にもありましたように、
私たちが生きるこの世界には様々な問題が存在しています。

例えば、私たちが今抱えている社会的な課題の一つである人種差別や性差別、あるいは環境問題などが挙げられます。
より身近には、これを読んでいる皆さんや、もしくは入学式で偶然隣に座った人も（そしてこれを書いている私も）、それぞれ悩みや問題を抱えていることでしょう。嫌な思いをした、悲しい思いをした経験はこれまでもあったかと思います。


そうした課題を解決するにあたり、ルールというのは一つの重要な解決手段です。ルールを作れば人々の行動は変わります。行動が変われば社会問題のありようも変わり、問題解決に繋がるでしょう。そのような大きな力を持つのがルールです。


しかしそのような大きな力を持つからこそ、様々な視点から慎重にルールを作り、運用していくことが求められます。
そのためには、現状がどのようなものであるのかを分析し、仮説を立てていき、どのようなルールがあるべきものかを考える力を身につけなければなりません。
本学の特色ある講義・ゼミのもとで学びを重ねていくなかで、そうした仮説思考力、法的思考力、問題解決能力を養うことになるでしょう。
そうした学びを通じて皆さんが、自分自身の、身近な人の、さらにはこの地域・社会の問題を解決する一人になってくれることを心から期待しています。


本学教員も、現状はどのようなものなのかを考えながら、この社会をより良いものとするべく第一線で研究を行っています。しかし実は日々、研究に悩んでもいます。
そんなとき、学生の皆さんから提示される柔軟な発想には強く刺激されます。
ぜひ一緒に問題解決に向けて、勉強・研究していきましょう。

ご入学おめでとうございます！