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学部長挨拶


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受験生のみなさんへ:本学の特色と「学び続ける力」の価値

法学部長 飯野賢一

 愛知学院大学の法学部は、1957年に創られ、これまでに2万人以上の卒業生を輩出している歴史と実績を持つ学部です。これまでも優秀なスタッフが学生の学修や大学生活をサポートしてきましたが、2020年には名城公園キャンパスに移転し、機能的な新校舎、近くの公官庁との連携、交通の便などの点で、より充実した学修環境を提供しています。

 ここでは、法学部に関心のある人に向けて、法学や法学部の特徴などについてお話しします。法学部では、主として法律について学びます。法律というルールに基づいて、社会は動いているわけですから、そのルールを知らなければ不利益を受けるかもしれません。法律を学ぶことは、社会を知ることであると同時に、自分を守るために武装することでもあります。法律の勉強というと難しそうですが、ニュースで取り上げられるような問題は、何らかの意味で法と関連していますから、学べば学ぶほどその問題の背景や争点が分かるようになるはずです。社会で起きていることの意味をより正確に知りたければ、是非、法学部で学んでほしいと思います。

 本学部の特徴をいくつか挙げておきましょう。まず、法学部には法律学科と現代社会法学科の2つの学科があることです。法律学科は、個々の法律の基本的な考え方を基礎から応用まで体系的に学んでいくスタンダードな学び方をするのに対して、現代社会法学科は、テーマごとに社会の諸問題の検討を通じて法や政治の考え方を学んでいきます。もっとも、法律の体系的な理解も社会で生じる問題の検討もどちらも必要ですから、両学科でやることが全く違うわけではなく、法学を学ぶ上で重点の置き方が違っていると考えて下さい。
 つぎに、憲法、民法、刑法などの法学部教員による授業以外にも、多彩な職業の講師による授業が用意されていることです。たとえば、①弁護士・検察官・裁判官などの法曹、②愛知県や名古屋市などの公務員、③本学の卒業生を中心とする税理士などから、それぞれの仕事や役割について話してもらう講義や、④なごや環境大学と連携し、持続可能な社会の実現に向けた試みを関係者から聞く講義など、通常の授業で学ぶ法が実際にどのように使われているのかを知るうえで役立つ授業が多数置かれています。
 このほかにも、少人数で学生が主体となって報告や議論を行う演習科目が1年から4年まで置かれているのはもちろん、ビジネス系の商・経営・経済の各学部と連携した学部横断的な授業、さらにはキャリアセンターやエクステンションセンターを中心とした就職や資格取得のサポートなど、学生の将来を見据えた授業やサポートが置かれています。

 ここ数年、感染症、戦争、大規模災害、生成AIの登場など、これまで経験したことがないようなことが起こり、未来を見通すことが非常に難しい時代になっています。だからこそ、「学び続ける力」が必要です。大学の授業では、専門知識を学び、それを使えるようになることが目的とされていますが、変化が激しい分野ではその知識がいつまでも使えるとは限らないため、知識のアップデートは必須です。また、問題を解決するためには、法学以外の他の分野を学ぶことも必要になるかもしれません。社会で活躍し続けるためにも、本学部で学ぶことを通じて、自分を常に更新し続ける「学び続ける力」を身につけられることを心から願っています。

法学部長 飯野賢一