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村上康司ゼミ(商法)


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会社法をツールに社会を見渡してみよう

「会社法は条文が複雑でむずかしい。」
「まだ働いたことがないから、そもそも会社というものについてよくわからない。」
ゼミ生に会社法についてどのようなイメージを持っているかを尋ねると、大体このような反応が返ってきます。確かに学習が容易だとは言えませんから、そう思っても無理のないことかもしれません。
でも、ちょっと待ってください。この先、多くの人が、大学を就職してどこかの企業に就職するでしょう。自ら会社を設立して起業を試みる人もいるでしょう。あるいは、株式投資をして資産運用を図る人も出てくるでしょう。みなさんが、経済活動を営む限り、会社法は、実はもっとも中心となる法律ともいえるのです。少し専門的であるからこそ、知っているのと知らないのとでは大きな差が出ます。最初から敬遠するのではなく、一度学習する機会を設けていれば、今後の生活の中で役に立つことがあるかもしれません。
会社法を学習してみると、民法や刑法、労働法、税法といった非常に多方面にわたる法領域との関連が感じられるようになるでしょう。参加者の意欲次第で、関心は無限に広がります。会社法を使って、一緒に社会のしくみを法的に見渡してみませんか?

ゼミでは、主に会社法の事例について、これまで授業で身につけてきた知識を、現実に起こった問題に即して考え、活用していくことができることを目指します。
ゼミ生は、それぞれ裁判官、原告、被告の立場に分かれ、議論に参加します。原告役、被告役は、自分たちの主張が論理的に成立するよう丁寧に準備する力(リサーチ力)と同時に、周りを説得できるよう報告する力(プレゼンテーション力・ディスカッション力)が求められます。裁判官役は、問題点を整理できるように司会を進行し、最終的に判決としてのレポートを提出してもらいます(事前の予習がなければ司会進行が務まりませんから、ある意味では報告班よりも大変かもしれません)。


ゼミで扱うテーマの中には、依然として議論の一致が見られないものも含まれていますが、様々な考え方を持ち寄って議論を重ね、問題点や妥当な解決を探していきます。
「考えてみる」作業を惜しまずに、貪欲に取り組んでください。

ゼミの活動

ゼミはメリハリをつけて、充実した時間にしたいと思っています。しっかり勉強することも大切、よい人間関係を築くことも大切。ゼミコンパや合宿なども積極的に開催できればと思います。
いろいろな企画が実現するかどうかは、すべてはゼミ生のチームワーク次第です。意見や知恵を出し合って、このゼミでしか経験し得ない時間を過ごしましょう。
また、ゼミ卒業生と現役生の交流の場(村上ゼミOB・OG会「兀伸会」)も毎年定期的に開催しています。就職活動に向けてのアドバイスや、大学生だからぜひやっておいたほうがよいことなど、また一味違った視点からの話を聞くことができます。多方面で活躍する先輩・後輩と、大学卒業後もつながりをもつことは、いつかどこかでお互いに役に立つことでしょう。