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神田 桂


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プロフィール

【氏名】神田 桂(こうだ けい)
【職位】准教授
【専攻】民法

略歴 愛知県に生まれる。
1999年3月:一橋大学 法学部 卒業
2005年7月:一橋大学大学院 法学研究科 博士後期課程 修了
2006年4月:愛知学院大学 法学部 専任講師
2009年4月:愛知学院大学 法学部 准教授(~現在)
出身大学・大学院 一橋大学大学院 法学研究科 博士課程(経済関係法専攻) 修了
取得学位 博士(法学)
研究分野 民法、消費者法
研究テーマ 民法における契約と扶養法・相続法との関わり(老後扶養・終身定期金契約を伴う財産移転等)
主要論文
  • 「老後扶養の負担を伴う財産移転と情誼関係の破綻-フランス法上のbail à nourritureに見る負担不履行と当事者間不和の区分の検討から-」一橋法学3巻3号、4巻1号、4巻2号(2004年~2005年)
  • 「フランス製造物責任訴訟をめぐる近年の動向」愛知学院大学論叢法学研究49巻4号(2007年)
  • 「歯科領域における説明義務」宗教法制研究所紀要49号(2009年)
主な担当科目 民法I(総則)/民法III(債権総論)/基礎演習I/専門演習I・II

自己紹介

契約法・消費者法に関心を持っています。直近の研究テーマは、民法における契約と扶養法・相続法との関わり(老後扶養と財産移転関連)、製造物責任法、医療行為におけるインフォームド・コンセント(説明義務)などです。

講義紹介

民事法入門、民法I(総則)、民法III(債権総論)、民法IV(契約)などを担当しています。

民法は、条分数が多い法律であり(全部で1044条)、講義も幾つかに分かれています。

「民事法入門」では、まず、民法を学ぶ上での基礎的な知識を習得したうえで、民法の基本原理を中心に民法(財産法)の仕組みや考え方を学びます。ついで、民法第一編「総則」の1条から32条の2まで(例えば、権利濫用、未成年者の民法上の扱い、後見制度など)を勉強していきます。

「民法I(総則)」では、民法第一編「総則」(1条から174条の2まで)のうちの後半部分(90条から174条の2まで)を扱います。

民法のうちの第一編「総則」と呼ばれる部分は、民法全体の共通ルールを定める部分であり、(民法の最初の方に位置してはいますが)やや抽象度の高い分野で、日常的にあまり使わない言葉(例、「法律行為」、「瑕疵ある意思表示」など)が多くでてきます。そのためイメージが湧きにくく、一見理解しにくい面があります。講義では、なるべく具体例を挙げつつ分かりやすく説明をするように心がけますが、きちんと理解するためには、教科書を読んで自分で考えてみるなどのある程度の予習・復習が欠かせません。

「民法III(債権総論)」は、民法第三編「債権」(399条から724条まで)のうちの第1章「総則」(399条から520条まで)を扱っています。こちらの授業では、債権の効力、債権の消滅原因などについて勉強していきます。

「民法IV(契約)」では、民法第三編「債権」のうちの第2章「契約」(521条から696条まで)を扱います。「売買」や「賃貸借」など現実の生活に深く関わっている「契約」というものを対象としています。

「民法VI(不法行為等)」では、いわゆる「不法行為法」(709条から724条まで)と呼ばれる分野を中心に扱います。例えば、交通事故が起こった際に、誰がどのような内容の損害賠償責任を負うか、などについて勉強していきます。

ゼミ紹介

基礎演習I、専門演習I・IIを担当しています。

基礎演習Iでは、ゼミ形式の授業を通じて、資料の収集方法、法的なものの見方、プレゼンテーションの仕方、議論の仕方等々の基本的な事柄を習得してもらうことを目的としています。具体的には、最初の数回は、判例や文献の収集方法・読み方、レジュメの作成方法、法的なものの考え方、発表の仕方などを学んだり、指定の資料を読んで、参加者で議論(質疑・応答)をします。その後は各グループごとに定められたテーマについて、グループ作業により文献などを検索し、調べた内容をレジュメとして作成し、そのレジュメをもとにグループで報告をしてもらいます。さらにそれに基づいてゼミ参加者全員で議論します。

専門演習I・IIでは、民法の学習を一通り終えたということを前提として、『民法判例百選』、『平成21年度重要判例解説』などに掲載された判例を素材として、民法の多面的・応用的な問題について調査・報告してもらい、参加者で議論をするという形を取ります。このような作業を通じて、最終的には自分にとって興味のあるような(あるいは将来に役立つと思われるような)テーマを発見・選択してもらい、民法学習を深めることを目的としています。

ゼミ形式の授業では、原則としてすべての回に出席し、報告・議論などを通じて積極的にゼミに参加することが求められます。小さなことや、間違っているかもしれない(と思うような)ことでも、積極的に発言する態度が望まれます。