本文へ

バナーエリアへ

フッターへ



ホーム  > 教員紹介  > 教員一覧  > 堅田 研一

堅田 研一

【氏名】堅田 研一(かただ けんいち)
【職位】教授 
【専攻】法哲学


プロフィール

堅田 研一 教授

出身大学・大学院早稲田大学大学院 法学研究科 博士後期課程 単位取得満期退学
取得学位法学修士
研究分野法哲学
研究テーマアレクサンドル・コジェーヴ、ジャック・デリダ、レオ・シュトラウスらの政治哲学を研究しながら、法と国家に関する原理的な考察を行っている。
主要著書〔単著〕
『法、政治、倫理――デリダ、コジェーヴ、シュトラウスから見えてくる「法哲学」』(成文堂、2009年)
『法の脱構築と人間の社会性』(御茶の水書房、2009年)
『ジャック・デリダ著 法の力』(法政大学出版局、1999年)〔翻訳〕
主要論文「シュトラウスとコジェーヴ――「知恵」と「女性性」をめぐる論争」思想1014号(2008年)
「デリダと法哲学」法哲学年報1996(1997年)
「正義とケア――ケアの概念が法にとってもつ意味について」宗教法29号(2010年)
主な担当科目法と社会/法哲学A・B/基礎演習I/専門演習I・II

自己紹介

私の専門は法哲学です。「法哲学者は自分のことを哲学者と考えているのですか、それとも法学者と考えているのですか」という質問をよく受けます。「私は哲学者だと考えています」ときっぱりと答えています。あらゆる学問には、その学問の基礎・土台となっている、それ自体において正しいと見なされている自明の前提があります。この前提が本当に正しいものであるのかを疑ってみることが哲学の仕事だと私は思います。したがって法哲学とは、法学や法的実践の基礎をなす自明の前提を吟味・批判することです。どうも法学の内部では、法哲学の旗色は悪いようです。その存在理由が疑われています。けれども、法学の自明の前提を疑うことは絶対に必要だと私は思います。なぜなら、この前提自体が、知らず知らずのうちに問題を抱えていることがあるからです。例えば、すべての人間が人間である限りでもつものとされる「人権」の主体の典型は、実は「成人男性」であることが指摘されるようになりました。けれども人権は現在の私たちにとってなくてはならないものです。そこで、女性や子供も人権の主体たりうるように人権の観念を批判し、つくり直す必要があるでしょう。これは法哲学の仕事です。

法哲学は法学に欠かすことはできない。その法哲学者であることに私は誇りをもっています。(この私の文章を読んで、「どうもこの哲学の考え方はジャック・デリダの脱構築に似ているな」と考えた哲学好きの方へ。その通りです。私は哲学の仕方をデリダの仕事から教えてもらいました。)

学生のみなさんへ

これからは、皆さんが一人一人人生の目標を立て、その実現に向かって努力し、キャリア・アップしていく時代だと思います。大学に入り、勉強することもまた、皆さんのキャリア・アップのための一つの方法・一段階だと考えた方がよいと思います。私の授業もまた、皆さんのキャリア・アップのためにぜひ活用していただきたいと思います。私の授業は、知識を伝授するというよりも、ものの考え方を学ぶ場です。私の授業を活用することによって、皆さんが自分で考える習慣と力を身につけていただけたなら、これにまさる幸せはありません。

ゼミ紹介

私のゼミの目標もまた、自分で考える力を身につけることです。それともう一つ、自分の考え方を人前で明確に述べる力、つまりプレゼンテーションする力を身につけることです。専門ゼミについては、ゼミ生全員にゼミ論を書いてもらいます。それを集めて「ゼミ論集」という冊子にしています。ゼミ論執筆の準備のためにゼミが行われるといってよいでしょう。法、政治、倫理に関する問題から自分でテーマを選び、自分で基礎知識、学説などを調べ、それに自分の見解を加えて自分の手でまとめてゼミで報告してもらいます。私や他のゼミ生から質問を浴びせられますが、沈黙することなく乗り切らねばなりません。このような訓練が、将来必ず役に立つと考えています。

Copyright(c) Aichi Gakuin University All Rights Reserved.